今回のコラムタイトルは、皆さんもよくご存じ、札幌農学校の初代教頭を務めたクラーク博士が学校を去るとき、見送りに来た学生たちに残した有名な言葉「Boys, be ambitious!(青年よ、大志を抱け!)」を引用しました。
皆さんは、この有名な言葉に続いてクラーク博士が語った言葉まで、ご存知ですか?
……「like this old man(この老人のように)」と、語ったそうです。
もちろん、“この老人”とはクラーク博士です。
わたしが技術者たちに言いたいのは、「“日本の”技術者たちよ、もっと野心を抱け! このわたしのように!」ということです。
わたしは、5月13日で63歳になりました。
いま現在やらねばならないこと、やりたいこと。山ほどあります!(少し手伝っていただけると、嬉しい……)
「技術立国への復活」を目指した活動。
「真のプロフェッショナルを育てる」ための行動。
細かいことを挙げるときりがないので省きますが、これからの25年間で成したいことがたくさんあります。
25年後、わたしは88歳です。
88は、「無限大」が2つ縦に並んでいます。
「八十八」は、末広がりと末広がりを足します。
この和洋、共に縁起がよさそうな語呂合いが気にいって20代から「わが人生、まずは88歳まで現役で」と決めて、早40年が過ぎました。
振り替えると、20代から30代は技術者、30代から40代は管理者、40代から50代は経営者。そして、50代から60代のいまはIT業界の“水戸黄門”になるべく修行中です!(水戸黄門を知らない人はネットで調べてください……ことの次第との因果関係はありませんが、わたしは茨城県出身です)
88歳まで諸国を漫遊して、悪代官(IT業界)にいじめられている農民(IT技術者)を助ける世直しの旅(海外も)をします(いまでも、北は北海道から南は九州、沖縄まで世直しの旅? をしています)。
まだ、“水戸黄門もどき”なので助さん格さんはじめとしたその他のスタッフはただいま物色中ですが、人材不足の折は公募しようかなぁ……とも思っております。
そのあと、88歳~99歳までは執筆活動を中心に、60年以上の現役生活で得たすべての良きこと悪しきことを、地球上の全技術者たちに残してあげたい(いらないと言われても残したい)。
そして、100歳の誕生日以前に今生に、おさらばする!
100歳まで生きないのが、わたしの謙虚さ……ではなく、少し今生に宿題を残し、来世の目標を1つだけ明確にしておきたいからです。
長々と、わたしの「野心」を書きました。
皆さんは、「技術者たちよ、野心を抱け!」との問いかけを読んで、もしかすると多くの方は野心=事業で大成功する! とか、技術的イノベーションで市場を独占して大金物になる! などなど、考えられたかもしれないが、それはそれで大変に良いことです。
しかし、わたしが皆さんに問いかけたいことは大袈裟な野心とか野望ではなく「いつまでに」「何を」したいのかを、できるだけ明確にしていただきたいということ(するべきです)。
そうすれば、「どのようにして」についてアドバイスやサポートを行うことも可能になります。
昨今心を痛めていることがあります。Web記事や日々相談を受ける技術者との会話において、技術者がテクニカルな事柄に関して持論を振りかざし、少々熱くなり過ぎる傾向があることです。
技術者が、自らの技術に自信を持って多くの要望に答える信念は不可欠ですが、大工さんが“鋸(のこぎり)”や“鉋(かんな)”の使い方をことのほか自慢したり、国語の先生が漢字の読み書きの多さを誇らしげに語って誰が称賛しますか?
大工さんなら、大工としての仕事を誇らしく語ってほしい。国語の先生なら、教育者としての理念や思いを語ってほしい。技術者なら、なぜ自分は職業として技術職を選んだのか「技術者論」を“熱く”語ってほしい!……だが、日ごろ見聞きする技術者たちの“熱く”なる視点や内容が……悲しい!!
メールやTwitterもいいですが、30センチ四方(パソコン画面)、数センチ四方(携帯画面)の窓をのぞいて、見えない人を相手に“熱く”語ることをわたしは得意としないので、フェイスtoフェイスのセミナーを続けています。
実は、このたび「ITエンジニア(技術者)言いたい放題コミュニティ」を新たに立ち上げました。
第1回は、来る6月16日(水)19:30~21:00。アイティメディアのご厚意に甘えて、7階会議議室をお借りして開催します。篠原と直接は話をしてみたいという人は、ぜひエントリーしてください。
新たな出会いを楽しみにしております!
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首都圏コンピュータ技術者株式会社では、毎月最終水曜日にIT技術者のためのヒューマンスキルアップセミナーを開催しております。 IT技術者の自己実現を支援するセミナーとして、様々なトピックを多彩な切り口で提供し、皆様にご好評いただいているイベントです。








